The Gold Coast Trip


2003年の年末年始は大型連休となった。
ここオーストラリアでは12月25日、26日そして1月1日が祝日。
12月29日、31日と1月2日を休めば11連休になる。
もともと有給などの資格を有しない奴隷状態では、こんなチャンスにしかまとまって休めない。
そこで前もって社員の皆さんには
「この時期休むからな!」
「それまでしっかり売り上げろよ!」
「お願いします…」
と下手に出ておいたため、皆快く送り出してくれた。
(ありがとぉぉ…感涙)
この時期の飛行機代は高いのでゴールドコーストへは車で行くことにした。
距離にして1,000キロ強。(800キロ位かと思っていた…)
1日でいけない距離ではないが、急ぐ旅でも無し、無理をしても仕方がない。
ノンビリ行きましょう。

12月25日 X'mas Day
11:30の出発は遅すぎたのか。
チャッツウッドを出てしばらくすると北へ向かうパシフィックハイウェーは大渋滞。
通常1時間以内で到達できるところまで2時間以上かかってしまった。
結局580キロ北上したところにある街コフスハーバーに着いたのが夜の8時。
走るのはもうやめて今夜はここでステイ。
過去にコフスハーバーではサーフしたことがなく、土地感もないので取り敢えず1番近そうなビーチをP−Beachをチェック。
P−Beachのノースエンドは胸〜肩程度がブレークしている。
明日はここでサーフだな。

12月26日 Boxing Day

Coffs Harbour P−Beach
5:30にモーテルを抜け出し昨日チェックしたP−Beachへ。
昨日と同じようなコンディションで広いビーチにはまだ4人しかいない。
だが、速攻着替えて入らなきゃ、ってコンディションでもない。
駐車場にいたローカルっぽい小汚いオヤジに声をかけ情報収集。
どうやらこの口の悪いオヤジはシェーパーらしく板についてのウンチクを語りだした。
今はそんな話どうでも良いのだが、地元情報をゲットするにはガマンだ。
ようやく別のポイント情報を聞き出したが、今日の今現在はどちらもさほど変わらない様子。
ならば時間がもったいないのでここでサーフすることに決定。
サイズは小さく腰〜胸でシェープのまとまらない波だが、
2週間ぶりだし、水はあったかいし、人は全然いないしで、肩慣らしサーフとしてはかなり満足。
7時を過ぎた頃から他のホリデーメーカーが増えだし、波も更に悪くなったので退散。
ゴールドコーストまでまだ先は長いしね。

12月27日 Saturday

鍵ポイント2
昨日、今回のお世話になるバリ時代の友人Mちゃんのお宅に到着したのは午後2時(NSW州時間の3時)を過ぎた頃だった。
翌日一緒にサーフ&近所にあるお宅でBBQパーティーをしてくれる、マンリー時代の仲間でバリバリのソウルサーファー、
 「顔出しにきたよ!」
と夕方から登場し、昨晩はヘヴィーな酒盛りになってしまった。
が帰る時には
 「明日朝必ず起きて行くからね!」
と固い握手で約束を交わしていたらしいが、この日の朝はゲロゲロで全然起きられませんでした。
昼過ぎにから
 「波終ってるけど、どっか探してとりあえず水に浸かりませんか?」との誘い。
二日酔いもだいぶ軽くなったので、Pipe DreamsのシェーパーS氏と3人で出撃。
彼らのローカルノーレッジ全てを駆使するかのように、可能性のありそうなポイントをしらみつぶしにして、後に「鍵ポイント2」と命名されるポイントに到着。
誰もいないビーチに腰程度がブレークして、できないことはない。
結局結構遊んじゃいました。
酒も抜けたし、からは
 「Masashiさん体軽くなりましたね」
とお褒めのお言葉もいただいたし、まぁこの日のコンディションではOKでしょう。
でも海に入る時は、車の鍵を脱いだパンツのポケットに入れっぱなしにしてロックするのはやめようね。
鍵は車の外に持って海に入りましょう。
で、その晩宅でのBBQ。
しかしあれはBBQか?っていうか、なんだ?居酒屋か?高級日本料理屋か?君のお宅は?
凄かったぞ出てくる料理が。
感動した…M子ちゃんありがとう…

12月28日 Sunday
シドニーのあるNSW州とゴールドコーストのあるQLD州には夏時間採用の有無によりこの時期1時間の時差がある。
シドニーから来た者にとって1時間遅いこの土地での早起きは楽だ。
昨晩の「あんまり朝早いのは勘弁してくれ。」という言葉を完全に無視して、まだ寝ていたこの土地の者
を朝5時に携帯で叩き起こし出撃。
まずは彼の家から1番近いBurleighをチェック。
まだウネリは届いていない。
しかしこんな時にはどこに行けばよいかをよく知っている土地の者が一緒にいてくれると心強い。
そしてそんな土地の者が向かった先は、州境のさらに南にあるC‐Beach。
ウネリはイマイチ小さくヨワヨワだが風を完全にかわしていて面ツル。
ここでいいよ。人も少ないし。
まずまず遊べました。
ここ、サイズあがったらもっとおもしろいだろうなぁ…
あっ、それと早朝叩き起こしておきながらC‐Beachまでの道中ほとんど寝てました。
ゴメンね、
C‐Beach

12月29日 Monday

D'bah 29th
 「明日は海から直接出勤しますから2台で行きしょう。」
 「それと1日仕事ですので体力残しておかないといけないから、
 あんまり朝早いのは勘弁してくださいね。」
わかったよ
君のそんな仕事に対する生真面目さは尊重するよ。
でも朝5時に起床しちゃいました。
そんな朝早く「これからそっち行くから。」っていわれたらいやだろうなぁと思ったので、とりあえず独りでBurleighへ。
ウネリはイマイチ。
まだ5時半だけど取り急ぎ朝一番のBurleigh情報を伝えてあげないとね。
親切だなぁ…こんなウェイクアップコール最高でしょ?
で、すぐにやってきたはC−Beachへ向かったが、ウネリはあがったものの、風が合わずバンピー。
 「こんな時はD'bahしかないでしょうね。多分スッゴイ混んでいるけど。」
D'bahって15年前に住んでいた頃から混んでいたよなぁ…
でも、君がそう言うならついて行くよ。
到着したD'bahは確かに大混雑で、100人は余裕でいる。
でも風もあっているし、サッキーでいい波がそこら中でブレークしている。
さっそく1本ゲットしてみると…いやー、ビーチブレークなのにパワーあるし、ショルダーはっているし。
いい波ですなぁ。
でもゲッティングアウトする時に目の前を何人ものサーファーが交差していってチト怖かったよ。
こんなに混んではいるものの、ホリデーメーカーを多く含んでいるからだろうか、かなり満足いくほど多くの波に乗らせてもらいました。
しかし程なくしてふと横を見ると今年のWCTランキング5位のパーコことジョエル・パーキンソン。
波乗りの次元が違いすぎました…ラインなんか10倍以上でかい…
こんな奴の傍にいたら絶対波回ってこないと、すごすご退散しました。

12月30日 Sunday
昨晩
 「ウネリまだみたいなんで、多分明日もD'bahじゃないっすかねぇ。」
と教えてくれた。
しかし
 「ちっと仕事立て込んでるんで、明日は海で会いましょう。」
とも。(結局会わなかったけど。)
5時半から独りでBurleigh、Cをチェックしたが、やはりこの日もD'bahへ戦いに行くことになった。
(さすが。)
今日は時間が早いせいか多少空いている。
もっとも潮の加減でサイズも少し小さめ。
しかし2日目ということで、波のクセをある程度把握してきて戦闘能力もアップだ!!
またまた満足するほど遊べました。
この日は元世界ランキング2位のルーク・イーガンが傍らで波乗りしていた。
昨日のパーコと比べ控えめに感じるライディングだったけど、その次元の差はやはり天文学的。
ところでルークといい、パーコといい世界のトップであると同時にビラボン社のトップスターの彼らはフェイシャルでも行っているかのようにお顔がツルっとしている。髪型も妙にきちっとしている。
やはりビラボンはトップスターの彼らにスタイリストをつけているのかしら?
でも2年前にボンダイで見た、同じビラボンのトップスターであるオッキーにそんな様子は微塵もなかったが…
余談ついでに、この日サーファーズパラダイスの和食屋で夕飯食べていたら、さんま、佐藤浩一、浅田美代子、ラサール石井、等日本の芸能人軍団が来店していました。
年末のゴールドコーストですな。

D'bah 30thD'bah 31st

12月31日 New Year's Eve
この日はヨコスカ出身でやはり元マンリー在住のK先輩とD'bahで合流。
もう3日目でかなり慣れてきたD'bahは混雑も気にならないくらいガンガン攻めることができた。
メインビーチに住み普段はなるべく人の少ないところでサーフしているK先輩は、久しぶりに来たD'bahの混雑振りに閉口するも、ラインに並ぶや否や戦闘体制にはいり、すかさず1本ゲット。
オヤジさすがです、まだまだ衰えませんなぁ〜。
今夜押しかけますので、よろしくです〜。
その晩はK先輩のハワイアン?バリ風???よくわかんない雰囲気でもゴキゲンなビーチハウス系お宅で焼肉をご馳走になりました。
美味しかったです。特にスープ…。ありがとうございました。

2004年1月1日 New Year's Day

The Day

この日は昨晩K先輩と「朝イチCあたりでマッタリとやろうぜ」と話し合っていた。
からは
 「明日は仕事が忙しくなりそうだし、ちょっと風邪気味なので海はお休みします。」
 「ちなみに多分Burleighじゃないっすかねぇ。もしサイズアップしていて人が少なかったら、他所見ないですぐ入ったほうがいいすよ!では。」
なんだ、来ないんだ。
 「あっ、で、もしゴーイングオフだったら連絡くださいね。」
わっ、わかったよ、…さすがサーフィンおバカだね…
前夜の宴を早めに抜け出しキッチリ5時に起床。
と、すかさずK先輩から電話が入った。
さすがK先輩、気合入ってるぜ。
 「Masashi君 おはよ〜。」
 「実はさぁ、あれから友達が来て飲んじゃったんだよねぇ…
「さっきまで……」
…さっきまでって…今5時ですぜ…
 「だからさぁ、朝イチはムリだ。」
………………
なんでヨコスカの先輩は、みんな揃いも揃って飲兵衛なんだろう…
では、1人で出撃。
K先輩達と行く予定だったCに直行、が、イマイチよくない…
ではD'bah…おろ?グチャグチャ…
Snapperは?
あっ!ウネリバッチリはいってるじゃん、でも、すっげー混んでる。
の言葉が頭をよぎる。
やはりBurleighか!

Burleigh Heads The 1st day of 2004
結局15分で着くBurleighに1時間半かけて到着。
4‐6ftでゴーイングオフ!人も30人くらいで充分チャンスがある。
にすぐ連絡だ!
初めてのポイントブレークはわかっている奴と一緒に入るに限る。
それに仕事だろうが、風邪気味だろうが彼にゴーイングオフ報告をしないのは罪だ。
 「わかりました。すぐいきます。」
さすがだ…仕事は?風邪は?…

ほとんどBurleigh・Localの適切なガイドで岩ジャンプも難なくクリアーのベストポジションから入水。
インサイドのカレントで多少右に流されながらも、何の問題も無くゲッティングアウトし沖のラインナップに。
なぜかしばらくの間岩場でスタックしていたも遅れてラインナップへ。
ところが…
 「やっちゃいましたよ…最後の一歩で足滑らして…ほら…」
うっわぁ〜腕の内側がガリガリって思いっきり逝ってるよ…
 「うかつでしたよ…結構痛いっす…」
猿も木から落ちる…弘法も筆の誤りって奴ね。
しかしは何本かミドルクラスのウネリを数本ゲットしてから帰っていきました。
凄い根性です…あがったら腕から血が滴り落ちてたらしいですが…
さて、こちらは初めてのポイント。
最初の数本はポジション、タイミング等が上手く掴めず、降ったり、つぶされたり、しょぼい波だったり、ただ単にテケだったり…
Burleigh Heads The 1st day of 2004 クリックすると拡大します。
しかし、中盤ロングライドを決めたあとから開眼!!
セットのピークつかみ、テイクオフからレールをラインにセット。
ウォールが次第に切り立ち、そしてどんどん丸みを帯びてくる。
やがて辺りの音と色が変わり、すっぽりバレルに包まれた。
 「うっしゃぁぁぁ!!!」
元旦から久々のバレルメーク!
しかもオーストラリア…いや世界のプレミアムポイントで。
サンキュゥゥと思わず心の中でつぶやく。
続く数本は当然バレル狙いに集中。
最後はクローズ気味セットをウォールにへばりつくようテイクオフしてバレルをメーク。
クローズの瞬間に出口から逃げ出すと背中でドッカーンッ!
さぁ、もう充分でしょう。ありがとうございました。
その晩の酒がいつになく美味かったことは言うまでもない。
Burleigh Heads The 1st day of 2004 クリックすると拡大します。

1月2日
この日はBurleighでK先輩と待ち合わせ。
なんとなくSnapperでやりたいなぁと思っていたら、K先輩も同じ思いだったのでSnapperへ。
1万人くらい入っていました… 人ごみを避けるようにカレントに流されながらゲッティングアウトして いつのまにかSnapperから1キロ以上離れたKirraの沖にいました。
その間いい波は
 「Snapperって、あそこに奴さえいなければ…ってとこですよねぇ」
とその晩が言ったように、いつもいいところで誰かにもっていかれたし、 ゲットした波はなんかイマイチだったり、思いっきり降ったりでいいとこなし。
ただテイクオフする時眼下に広がる巨大なウォールの色が、それは、それは奇麗なブルーでした。
まぁ、Snapper、Green Mount、Kirraと全てのブレークでちょっとでも遊べたのでOKとしましょう。
それにしても混みすぎ…1日でも経験のあるBurleighに入っておけばと少し後悔…

1月3日 
ゴールドコーストのホリデーも終り、あとは1000キロの道のりをシドニーに向けてただひたすら走るだけだ。
翌日の日曜日でこのロングウィークエンドが終るので各地で渋滞は必至であろう。
まぁ、ノンビリ行きましょう。
で…結局14時間かかりました…疲れた…でも充実した休暇だった。

最後に…
Mちゃん、長いこと泊めてくれてありがとう。朝食も、夕飯も。
本当にお世話になりました。
K先輩、ご馳走になりました。また行きます。今度は人の少ないところでマッタリやりましょう。
K、今度こそは朝まで付き合いますのでよろしく。
Kate、Go、Lisa、Lauちゃんと遊んでくれてありがとう。
M子ちゃんもありがとう!ぜんぶ美味しかったです。
そして。君のおかげで毎日素晴らしい波をゲットできました。本当にありがとう。
今度シドニーに来た時はサウスを攻めに行こうね。
みんなありがとう!また行くね。

終り