た、多忙だ…
公私共に時間に制約がありすぎる日々が続いている。
それはそれで充実しているという意味にも取れるのだが、弊害がこのサイトに表れている。
更新が少ない。
海には今までどおり入っているのだが、更新する時間が無い。
またその更新意欲を掻き立てる写真をじっくり撮っている時間が無い。
元はといえばこのサイトは、その日のいい波、デカイ波の写真を添えることで、それを見てくれた人が 「この波スゲー!」 とか 「うぇー!いい波だぁー!」 とか、たまには 「でかいですねこの波。こんな波僕だったら怖くて体育座りっす」 などというコメントを頂けるようにと、負け犬野郎独特の屈折した虚栄心を誇示する道具として始めたのだ。
また、自虐的文章によって、あわよくば笑いを取り、波の写真くらいでは驚かないどころか、いくら凄い波で凄いライディングをしているような描写をしようが、実際に海に一緒に入っていることから、実はそんなにたいしたことは無いことを知る友人達から、 「それにしても本当に文章上手ねぇ!」 という、それ以外には見当たらない、せめてもの社交辞令を引き出すことで、自分の存在を示すという、これまた負け犬野郎特有の無意味で非生産的な行為の場(=自慰活動の場)であったのだ。
しかし数々の時間の制約によってそれもままならず、最近のダイアリーなどをみると単なる文字の羅列にしかなっていない。
まぁそれはそれで自慰サイトだからかまわないのだが…
でもやっぱりチト納得いかないのも事実なのだ…
週半ばから連日頭〜のウネリがオーストラリア東南部海岸に届いており、最近道路を隔てたアパートに引っ越してきた「男前料理人バンデラスFはお隣さん」に、週末はCurly辺りでサクッとやろうぜと声をかけていた。 しかし、前の週末が全くのフラットだったことから、各ビーチがゴーイングオフ状態になったこの週末は、ウィークエンドサーファーでどこもグチャグチャの混雑が予想されていたので、起床を一時間早くしてサウス辺りに行くことを「男前料理人バンデラスFはお隣さん」と企てていたのだ。
唯一心配なのはまた彼がお寝坊するのではないかということだけなのだが…
果たして当日5時半に彼の携帯にメッセージを入れると即返信の電話が入り
「もうMasashiさんの家の前でスタンバッてます。」
もっともそれは自分の駐車場から車を出しただけとイコールなのだが…
いずれにしても早起きできて偉いぞ「男前料理人バンデラスFはお隣さん」!!
この数日彼はマンリーのノースステインに通いつめたらしい。
昨日はクローズに近いグリグリのファストウェーブを、上手い連中がバレルをメイクしまくっていたそうだ。
そして
「激混みでした。」
それさえ聞ければこの朝の行動が正しいということが証明だ。
日出を少し過ぎた頃に到着したThe Firmにはすでに数台の車が停まっている。
とはいっても、全部で10台にも満たない。 つまりビーチに浮いているのもその程度の人数ということ。
早速丘の上から見てみるとオーバーヘッドの南ウネリがガンガンわれている。
速攻着替えてGOですな。
この時期の早朝はビーチまでの道のりを足の裏が凍りつくような思いを延々と強いられる。
夏の焼け付くビーチを歩かされるのもきついが、これもかなりきつい。
それでもオーバーヘッドの三角波がブレークし、そいつを大きなラインでライダーが切り刻んでいくのを目にすると一瞬足の冷たいのを忘れてしまうから不思議だ…
丘の上から見た感じだとちょっとファットのように見えたが、実際は凄い音を立てながらオーバーヘッドがガンガンブレークしている。
今日は戦闘モードですな。
The Firmはビーチなのだが、ポイントブレークと称されるほどブレークが安定しているのが特徴。右奥から入ってくるセットを捕まえてやると、パドルで戻ろうとは一ミリも考えられないほどライトへとロングライドが出来てしまうのだ!
この日も何本もそんな素晴らしいライトを堪能させてもらってきた。
しかも、終始海に浮いていたのは10人前後。もちろんいつものローカル連中も入っていたが、波の取り合いなど一切無いほど皆が散らばり、顔見知りローカルで一番フレンドリーな奴(超上手い!)ともマターリと言葉を交わしたりして、この日のシティービーチであったなら100%ありえないピースフルなコンディションさえ満喫できた。
この日は「男前料理人バンデラスFはお隣さん」が午後から仕事なので、2時間ほど堪能した朝10時にはThe Firmを後に。
たのしかったね「男前料理人バンデラスFはお隣さん」!
まぁ俺様のお言葉に従って行動すればこの通りって感じだな!!!(!3つ付けてみました)
翌日日曜日はマンリーに住むガンジャ青年Y助を連れ、お互い約1時間という時間制約の中、ビーチを選ぶこととなった。
マンリーは腰〜程度の力のなさそうな波を大勢が取り合っていて、全く魅力的ではない。
しかし隣のフレッシーは無人。
というのもかなり沖で5ft〜の湾全体がクローズアウトするようなウネリがわれているからだ。
その隣のCurlyはアウトオブコントロール間違いなし。
うーん…。
ガンジャ青年Y助は「お、おれマンリーでもいいすっよ。」といっている。
しかし、お互い時間が1時間しかないし、昨日の今日でこのコンディションは、かなり悲しい。
ならばいっそのこと。
「いや、フレッシーで遊ぼう。」
と言い放った。
「え゛っ、あ、あれっすか…ま、まぢっすかぁ…」
とガンジャ青年Y助の声のトーンからは(あれだけは勘弁してくれ…)という気持ちが汲み取れるのだが
「まぢ、まぢ。フレッシーは左端からなら絶対アウトに出れるし、かなりじっくり選べばたまぁ〜に切れた波も入ってきているようだし、まぁ、クローズの波でもドロップするだけでもきっと面白いよ!やろうぜ!!」
と無常に答える。
「はぁ〜…(まぢかよ…このオッサン…)」
ガンジャ青年Y助はそれなりに気合の入った若者であるがゆえ、従わざるを得ない情況を察したようだ。
駐車場で着替える際、あれこれとここのビーチの特性を指南しながら、
「最後に一言だけね…無理すんなよ。それから最悪板は折ったとしても、溺れるなよ。」
と年長者として当然の責任である言葉をかけてあげた。
(だったら、はいんなよ…つうか溺れんなっていわれて溺れないなら苦労は無い…)
ミドルから右端にかけてはインサイドが真っ白になるくらいガンガンウネリが入っているのだが、思ったとおり一番左端からパドルアウトすると、顔をぬらすこともなく簡単にアウトに出れた。
途中5ftは余裕であるクローズの巨大セットがはいってくる。
湾を横断してポジションに着いたら、じっくりとメーク出来そうなうねりが来るのを待つだけだ。
程なくして、かなり三角形のうねりが入ってきた!
若干右方向へテイクオフ!
焦らずしっかりとボトムへ降り、大きく回りこんでからウォールにレールをセットして、後はかっとんで行くだけだ。
サイズもバッチリあり、スピードに乗ったおかげでクローズ気味セクションも抜け、しっかりメークできた。
上手い奴ならこの波でもバチン、バチン当て込んでいくのだろうか?
お手本の無い無人のビーチでそれを確かめる術は無い。
プルアウトの後に巨大クローズアウトセットが入ってくるとトンでもないことになるので、鬼パドルでアウトへ戻るのだ。
波の裏側からその様をつぶさに観察していたガンジャ青年Y助は、意を決したようにやってくるセットへとチャージを始めた。
しかし残念ながら、恐怖心からか、そのパドルがいつもの彼と比べ、いまいち力が入っていないのが手に取るように伝わってくる。
「この手のサイズのある波にさぁ、6'そこそこの板でドロップするには、いつも更に思い切ってパドルしないと波においていかれちゃうよ。」
と悪魔の言葉…
「もっともっとパドルしないと!」
と追い討ちをかける。
「は、はぁ〜…(オッサンまぢかよ…)」
不幸にもこのオッサンの無責任なその言葉に従う素直なガンジャ青年Y助。
若干インサイド気味のセットへと猛チャージをかけていった!
スーパーワイドなブレークとともに姿を消すガンジャ青年Y助!
そしてはるかインサイドの真っ白になっているところから顔を出している姿が見えた。
とりあえず乗れたのか?それともパーリングして、あんなインサイドまで持っていかれたのか?
もし後者だったら相当苦しかっただろうな…などと無責任なことを思いながら、こちらはメークできそうな波を時間かけて待つことに。
その後、ガンジャ青年Y助がアウトに戻ってくることはなかった。
どうやらそのままアウトに戻ろうとしたが無理とわかり、一度ビーチに上がり左端まで行ったらしいのだが、アウトに出るポイントが中途半端で、結局とめどなくやってくるセットに阻まれ、ついには体育座り状態にさせられたとの事だった。
ふっ、若いな…ガンジャ青年Y助。
しかしながら、さっきの一本は直線ライドではあったものの、ドロップには成功したとのことだった。 この手のコンディションでよくありがちの、アウトに入ってきた巨大セットをドルフィンできずにそのままインサイドへ持っていかれて終了というトホホなパターンでなかったのであれば上出来だ。
でかしたぞ!ガンジャ青年Y助!!
さて、1時間という制限時間でクローズアウト率99%と称されたこの日、アウトに1人っきりでメークできる波を2本以上というのはなかなか難しいのが実情。
時間切れとなれば、クローズしようが一番デカイセットを狙うでしょう!
ということで「おいおい、それはクローズでしょう」という巨大セットへテイクオフ。
大きくボトムで回りこんでウォールにレールをセット。
一直線のウォールがデカく長いドラム缶のようなシェープになってくる。
これにプルインしてしまおうかと一瞬頭をよぎったが… ここで、板折ったらお小遣いないでしょ?新しい板買えないでしょ?
てことで、チキンと呼ばれようが背に腹は変えられないのだ。
背後でドッカーンと巨大なウォールが砕ける音を聞きながらビーチへと戻りました。
いやーたのしかったねぇ〜ガンジャ青年Y助! またこんなので遊ぼうぜ!
ねっ! な、なんで目そらすの??
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