2004年2月27日(金)天気:曇りのち晴れ


この夏は記録的波不足だ!
とガタガタ言っていたシドニー中のサーファー達が、波の神様Hueyの前にひざまずく日がついにやってきた

その前兆はまず20日の金曜日に現れた。
各予報は実に3ヶ月ぶりのまとまったウネリの到来を告げていた。
先週Brettから手渡された新たなパートナーとの初ライドをすべく、前日から社に遅刻の予告をして出撃
先週末の混雑が嘘のように、平日だからか、波がでかいからか、メチャクチャ空いているカーリーへ。
ひさしぶりのスウェルはオーバーヘッド。
しかし潮があげすぎなのか、地形が良くないのか、ほとんどがダンパーだった。
せっかくサイズがあるのにブレークはイマイチ…


Curly 20th Feb 2004

1時間ほど肩慣らしのように数本をライドし退散。
仕事です…

そして翌日
土曜日だが出勤を控えた朝、やはりカーリーへ出動
なんとスウェルは前日のオーバーヘッドから膝腰のショアブレークへ
しかもショアラインにはズラーっと人の列が…
バキバキ君からテケテケ君、ロング、ショート、BB、ニーボードなどなど
ありとあらゆるサーファーが入り混じり危険でもある…
まるで1週間前に逆戻りだ…

Curly 21st Feb 2004

さらに翌日の日曜日も出撃
この日は前日よりワンサイズアップのセット胸〜肩

Curly 22nd Feb 2004
3日連続ということもあり、板の感覚がだいぶつかめてきた。
やはりフォームが新しいと、薄く短くなってもテークオフは楽だし、なんといっても失速しない。
苦手なフロントサイドカットバックのリエントリーを克服できそうな予感。

な〜んてことを思っていたらとんでもない
あけた週半ば2月26日木曜日シドニーには4メーターを越える巨大なスウェルが届きだした。
なんとシドニー湾入り口付近では10フィートオーバーのモンスターにトーインするサーファーすら登場。
(そのもようが翌日シドニーモーニングヘラルド紙の1面を飾りました。
「ハワイじゃないよシドニーハーバーだよ」
だって。)
リーフを含む外洋に面するほぼ全てのポイントは完全にアウトオブコントロールだった。

つうことは明日だ…明日がThe Day

一応予報では現在のサイドオンがサイドオフに変わる見込みである。
しかもスウェルも多少落着くようだ。
明日は遅刻だな…(いいんか?毎週そんなで…)
問題は何処を狙うかだ。
南のThe Bか?それとも北のThe Heavenか?
と迷っていたら朝出勤前に自宅近くで社の用が出来た。
ならば迷わずThe Heavenに決定だ。

朝6時半の日の出に間に合うよう自宅を5時半に出発…
の予定だったがやはり30分送れ6時出発になってしまった…
(相変わらず緊張感の薄いヤツだな…)
それでも7時少し前にはThe Heavenを見渡す展望台に到着
で、デカイ…
長めの板を巧みに操るサーファーがメークしているセットは6フィートはありそうだ。
展望台には板を車にいれたまま見学を決め込んでいるオヤジ達が数人いる。
どうする…大丈夫かオッサン…でかくないか?
とりあえず近くまで見に行きましょう…(チト汗)


せっかくだからこれはいっておかないと
近くまでいったら何かがプツっと切れたかのように心は
「入ろっ」
であった。
ちょっと長すぎるが6’10”も持ってきているしな。
さぁ時間に余裕はありません。早速着替える前に……ちょっとトイレ……BENIが…

The Heavenのゲッテイングアウトは2通り。
その1つはボート置き場?の湾を回り込む方法。
今日のようにデカイ日は相当大きく回りこむ必要があり時間がもったいない。

 
出れないことは無いが…良い子はあんまり真似しちゃダメだぞ

そしてもう1つはいわずと知れた岩ジャンプ。
さっきオヤジが岩ジャンプでゲッティングアウトしてたから大丈夫だろ。
ところが近づいてみた岩場には真っ白なでかい泡が次から次へと押し寄せている。
それが引いていくと尖ったギザギザ岩がゴロゴロと顔を出す。
その場にしゃがみこみ板を膝にかかえしばらく呆然となった。
(本当はそのまま板を抱えて見学に終始していて、この後は作り話かもしれないぞ。)
それでもタイミングを見計らえばいけるな、で、ジャーンプッ!そしてものすごい形相で必死のパドル!!
岩でちっとだけ手のひら引っかいちゃいました…


こんなのが来てたら行くしかないよね

サーファーは10数名。
ラインナップには数名の長物を携えたオジサマ達。
(実はオッサンと歳はあまり変わらないのでは?)
皆さん結構エグイドロップでセットをメークしていく。
岬を回りこんできた南ウネリが岩場に押し付けられイッキに盛り上がったところを逃さずドロップ。
つまりテイクオフのポイントが限られているので5人もいれば満杯である。
しかもピークにいる連中は波のクセ等を知り尽くしている様子で彼等と競り合うのは得策ではない。
なので彼等の一歩手前を他のサーファー3人と分け合うことにした。
一歩手前と言ってもいい波をゲットするには右側の岩場になるべく近づいている必要がある。
しかしピークにセットの壁が来たら奥のライダーの邪魔になる…つうかモロ食らう…ヘタしたら岩に引きずりこまれる。
そんなときは全力で左奥へパドルして逃げねばならずそれなりに苦労があるのだ。

しかしそんな苦労も1本のメークで吹っ飛ぶ。


これをみればわかりますよね

ドロップの後ショルダーが張ってくるまでに多少時間差があるので
ショルダーの張りを気にしながらなるべく深くボトムへ降りていく。
でかいリーフブレークの醍醐味ですな。
ボトムターンの後は天国ウォールを好きなように攻めればよろしい。
残念だったのは板が長すぎたこと。
最初は波より板の扱いにてこずったりもした。

似たような目にあった…

いいセットをつかまえ深くボトムターン、長い板をなんとかトップでカーブさせ長〜く繋いで戻ってくると
同じセットを狙っていた兄ちゃんが
「よ、良かった?今の?良かった?」
と聞いてくる。
こういうのって最高に気分いい。
板がリップから出ていたわけは無いが、きっとトップでのトラックが残っていたんだろう。
いやただ単に顔がサル顔でエヘラエヘラしていただけか?
いずれにしてもすっげー良かったぜ!!

オッサンも気持ち良さそうですな

オマケ

忙しい仕事の合間をぬいながら時間を捻出してささやかな幸せを感じていた頃
そんな小さな幸せの何倍もの気持ちいい思いをしていたヤツからメールが届いた。
そいつの名は
なんだよ
またどっか行ってきたのかよ…えっ?○○○?
いろんなとこ行くね君も。で?どうだったの?

からのメール
Masashiさん

いくらでもネタに使って頂いて結構です。
でも、波良すぎちゃったんで何か皆さんに申し訳無いですね〜。

ご想像にお任せしますが、まさにマシーンウエーブ。
Angorieみたいにラッピングしてくる波でメンツル、ランプなし、4−6ft、150メートルくらいは余裕で乗れます。
思いっきり加速してボトムに降りて、そこからギューンと更にボトムターンで加速して、あとは、、、バッチーン !を6〜7発は余裕でいけましたね。しかも妥協なしのラインで。
Masashiさんだったら涙流して体動かなくなるまでリッピングしてたと思いますよ。
俺もそうでした。
リッピングばっかりだとつかれちゃうので、余裕こいて大きな大きなラインのラウンドハウスばっかりやってみたり、おりまぜてみたり、やりたい放題でしたね〜。
人も全然いないし。インドネシアのグリグリと比べると心臓バクバク感が無いのがちょっと物足りなく感じましたが、、、まあ贅沢ですね。

日本の人達にも教えてあげてください。パラダイスですよまじで。

写真はすみません。撮ってきたのですが、デジタルカメラという文明の利器は持ち合わせておりませんので、いわゆる「写真」しかありません。
次回Catch up する時に見せますね。

暫くは色々大変でしょうが、そのうち海外トリップも企画しましょう!

フンッ、羨ましくなんか無いもん…少ししか…羨ましくなんか無いけど…
なんか大っ嫌いだぁぁぁ!!
うそ、マジいつか一緒に行こうね。